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HMDの可能性 ~身障者向け製品としての新たな発見~

FX601
ある日、お客様からいただいたご相談から、ヘッドマウントディスプレイの新たな可能性が出てきました。 実際に、『i-Visor FX601』を身障者向け製品としてお使いいただき、その現場をレポートします。

便利な情報機器も役に立たず、歯がゆい思い

今回、ヘッドマウントディスプレイのお問合わせをいただいた 神戸市にお住まいのAさん宅にお伺いしました。 会社を経営されていたAさんは数ヶ月前に事故で頚椎を損傷され、全身マヒの寝たきりの状態になられました。 首から下は右手がかすかに動く程度で、誰かの補助がなければ一人では何もできません。

字を書くことができないため、仕事をするにはパソコン等の情報機器を使用するしかありません。 しかし、その情報機器ですら、それらを操作するには特殊な道具が必要です。Aさんのような重度の身障者の方にとっては、 便利な情報機器でもそれだけでは身障者の役にはたたないのです。

パソコンのモニタを見るにしても、電動ベッドがフラットな状態では見ることができません。 ベッドを起こした姿勢では、褥瘡(とこずれ)のため長時間その姿勢でいることは無理です。 モニタをアームに取り付けるとか、プロジェクタで投影することも検討されたようですが、明るさ等の問題もあり 適切な方法が見つからず、時間ばかりが経っていく状況だったそうです。

Aさん宅にお伺いしました

ヘッドマウントディスプレイとの出会い

i-Visor FX601を試していただきました

以前にフライトシミュレータのホームページで弊社のヘッドマウントディスプレイを見たことがあり、 ある時、ブラウザのお気に入りに弊社のホームページを登録されておられたことを思い出されたそうです。 病院のサポートセンターとか色々手を尽くされ、ようやく弊社にコンタクトが取れたとのこと。 たまたまホームページを登録されていて、それを思い出されたという本当に偶然の出会いでした。 多くの方々のご助力があった上での出会いだったと思います。

ヘッドマウントディスプレイは、ベッドで仰向けの状態でも無理なくパソコンの映像を大画面で見ることができます。 今回はDaeyangE&C社の『i-Visor FX601』を装着いただきました。メガネのようにかけるタイプなので、 誰でも容易に装着できると考えたからです。 当然、身障者の方の使用を想定していないので、ズレや微妙な位置調整、フィット感等、まだまだ改良の余地があるでしょう。 しかし、早速試用していただいてみると、「もっと早くこのヘッドマウントディスプレイを探し当てられていたら...」 と大変喜んでいただきました。

『i-Visor FX601』はPC入力専用ですが、「首が固定されていた2ヶ月半の間、天井しか見ることができなかった。 その時、テレビが見られるビデオ入力用ヘッドマウントディスプレイがあったらどれほど気が安らいだことか。 テレビやビデオが見られる機能に絞ったヘッドマウントディスプレイも必要」とアドバイスもいただきました。

ヘッドマウントディスプレイのこれからの可能性

この度Aさんからお話をお聞きし、バーチャルリアリティや立体表示の研究等で利用されている ヘッドマウントディスプレイが身障者の方にお役に立てるかも知れないという新たな発見をさせていただきました。 仰向けになった状態だけでなく、横向きで寝たきりの方など、体位を問わず使うことができるのが、 ヘッドマウントディスプレイのメリットです。今まで想定していなかった身障者の方へのPRが今後の課題です。

Aさん、この度はお体が無理できない中、レポートの取材に快諾いただき、大変貴重なご意見いただきまして 本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。 <スタッフ一同>

※本ページに記載している会社名および製品名は各メーカーの商標または登録商標です。

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