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新型ビデオアイウェアWrap310試用レポート

Wrap310
2009年12月にVuzix社から発売された、Wrap310。米国での反響が高く、その人気は、日本での発売がずれ込むほど。 新型ビデオアイウェアのWrapシリーズの第一弾。実際に試してみた内容をレポートする。

Wrap310について

Wrap310は、AV920やAV310WSといったiWearシリーズとは別のWrapシリーズ第一弾としてリリースされた新型ヘッドマウント ディスプレイ(以下HMD)だ。その外観は従来のHMDとは異なり、サイバーな雰囲気を漂わせていた従来の製品とは明らかに毛色が違う。

Wrap310

Vuzixの新シリーズ。いままでにないサングラスライクでスタイリッシュな外観が大きな特徴。

サングラスタイプであることが外観上の大きな特徴だが、内側から見ると目の前には小型スクリーンが広がっており、サングラスを通して 外を見ることはほとんどできないことがわかる。
ではなぜ、サングラスタイプなのか。まずひとつに、サングラスタイプにすることで、外から見た際にHMDを装着していることが分かりにくく なるという点。HMDは外出先でも(擬似)大画面で映像を楽しめることが利点の一つだが、周囲の目が気になる人も多い。そういう向きには 外観がサングラスにカモフラージュされた本製品は大いに意味があるかもしれない。

装着してみよう

100gを切る軽量設計とはいえ、手にしたときに感じる重さはサングラスのそれとは明らかに違う。Wrap310を装着すると、これはやはり サングラスではなくHMDだということに気づかされる。
というのも、先に感じた重さのほとんどは、メカが詰まった本体部分のものなのだが、従来のiWearシリーズとは異なり、本体部分が ちょうど眉の辺りにくる。そしてこの重さを鼻のノーズパッドで受けるのだが、重心が上に上がった分、体感的には以前よりも重くなった気がする。 付属のノーズパッドは形状の異なるパッドが2種類ついているので、自分に合った方を選べばいいのだが、欧米人に比べて鼻のつくりが小さい 日本人にとっては、大きいサイズのノーズパッドであっても長さが足りない気がする。これら使い勝手の部分については、今後の改善を期待したい。

Wrap310装着状態

Wrap310を装着したところを周囲から見ると、眉毛の辺りにサングラスが位置することになり、違和感がある。使用者側は、 ちょうど目の前にディスプレイがあるので、位置を動かすと逆に見づらくなってしまう。

メガネをかけているユーザーは、メガネに重ねて装着することはできないが、コントローラーの裏側、バッテリー蓋部にはめ込まれているプラス ドライバーを使って視度調整をすることができる。もちろん一般的なドライバーでも調整可能だ。ちょっとしたことだが、この心遣いがうれしい。

プラスドライバー 視度調整ネジ

裏蓋に取り付けられたプラスドライバー(左)。結構しっかりはめ込まれており、取り外しにはマイナスドライバーが必要なのはご愛嬌。本体中央の ゴムの蓋を開けると視度調整ネジが現れる。


AV機器と接続してみる

Wrap310に付属しているケーブルはコンポジット・オーディオ/ビデオケーブルで、市販のAV機器と接続することができるが、 Wrap310側のRCA端子はメスなので、各種機器との接続には端子の変換ケーブルが別途必要となる。
ここでは、Vuzix社から発売されている、「Vuzix Portable DVD Player」を使ってDVDを視聴してみることにする。
※Vuzix Portable DVD Playerには、iWearシリーズと直接接続できるiWear DVDケーブルが付属しているので、 今回はそのケーブルを使って接続している。

Vuzix Portable DVD Player

Vuzix Portable DVD Player

16:9の画面フォーマットに設定してDVDで映画を見ると、画面がワイドな分、その解像度以上に画面が大きく感じる。スペック上は 3m先に55インチ画面相当の大きさとあるが、スペックどおりの大きさだといえる。
コントローラーからは、画面の比率、2D/3Dの切り替えと3Dの種類、立体視の方法、画面の明るさ・コントラスト、カラーバランス・彩度、 自動3Dの設定が行える。映画を見るときは、画面の比率を必ず変えておこう。

iPodと接続してみる

次に、オプションの『iWear Composite A/V Adapter for iPod』を試してみる。 別売りだが、手持ちのiPodやiPhoneと接続でき、付属のUSB端子を通じてiPodの充電も可能だ。
iPodを使うことで、ミュージッククリップやビデオポッドキャスト、自作の映像なども楽しむことができるようになる。 使いやすさやケーブルのシンプルさなどを考えると、iPodの方が携帯するのにも便利だろう。
iPodで接続する際、注意点がひとつある。 それは、iPodの[ビデオ設定]で[TV出力]を「オン」にしておくことだ。これを忘れていると、いつまで経っても映像が 確認できないので忘れずに設定しておこう。

iWear Composite A/V Adapter for iPod iPod 設定画面

別売の『iWear Composite A/V Adapter for iPod』を接続したところ(左)。視聴時は、iPodのメニューから、 ビデオ>ビデオ設定>TV出力の順に進み、「オン」に設定すればOKだ。

まとめ

画面サイズや映像そのものは申し分なく、字幕入り映像であっても問題なく視聴することができた。従来のAVシリーズから 確実に製品として成熟してきた感があり、映像周りの機能は十分満足できるレベルだ。
改善を期待したい点は、やはりディスプレイ周りのパーツの軽量化とディスプレイパネルの位置変更など、使い勝手に関する部分だ。 ズレがなければ快適に使えるので、仰向けに寝転がって映像を楽しむのには最適だ。

※本ページに記載している会社名および製品名は各メーカーの商標または登録商標です。

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